見えないものが見えてしまう、それがエロティズムそのものだ
会社の同期の男たちで飲みに行くと必ず話題になる女性のあれこれ。
先日は、”女性のパン線について”が議題だった。
この暑い時期になると薄手のズボンやワンピースを着た女性が街中を歩く。
そしてふと屈んだ拍子に見えてくるパンティラインが、とてつもなくエロいという話で、多くの男たちがそれに同調した。
しかしその一方で、とてつもなくアウトローの意見を述べるものもいた。
「パンツは履かない方がいい。それがエロさだ」
「ノーパンの時の股間にうっすらできるシミ、それがエロさだ」
と唱えるAVに毒された男。
それに対抗して、
「パンツはTに限るだろ。それがエロさだ」
と唱える男もいて、初夏の居酒屋での議論は白熱の一途を辿った。
そこで多数派の、『パン線そのものがエロさだ』という意見の中から、こんな話が出た。
「嫁が風呂上りに素っ裸で歩かれると冷める男も多い。したがってエロさ全開の女はかえってエロくない。」
と。
「いやいや、それは”嫁”だからだろ?」と非常に失礼な反論を述べるノーパン信者に、
「俺はTさえ履いてくれればそれ以外は裸で構わない」と言った後、
お前を嫁に貰う前に、言っておきたいことがある
いつもTを履け、上は裸で構わないから
忘れてくれるな
とさだまさしを歌うTバック信者もいて、議論は拮抗していった。
そして一人の男が、口を開いた。
「パン”チラ”と、パン”モロ”、どちらがエロいか、そこに答えはある。」
と。
それに一同が唸り、よりエロいのは本来見えてはいけないものが少し見えてしまうパンチラだいうことが、過半数の意見だった。
それに加え、
「ミニスカJKが、階段でスカートの後ろを押さえる仕草だけで十分」
というド変態もいて、議論はパン線側に有利となった。
結論としては、パン線は、
『本来見えてはいけないものがふとその頭角を現す』
というプレミア感も相まって、最上級のエロティズムであるということが分かった。
そして、それはガードが固い女であるほどエロいという結論も出た。
そう。エロティズムとは、本来見えてはいけないものが、うっすらとその存在を露わにするその瞬間そのものを言うんだ。
居酒屋で議論を交わした男たちは、多くが納得する形として終わり、笑いあり涙ありの良い飲み会だったと、ともに熱い握手を交わして解散した。
見えないものを見ようとして
女のケツを覗き込んだ
静寂を切り裂いて、いくつも「エロ」が生まれたよ
エロという、勃〇星
今も一人追いかけている
Oh yeah ah~~♬
女体観測 / BUNP OF CHINPO