社会は俺をクズと呼ぶんだぜ

教習指導員の本音、書きます。

苦手な生徒の特徴教えます

「自動車学校の先生が厳しい」

「先生との関係を良好にしたい」

「自動車学校に行きたくない」

 

まぁ、色んな悩みがあると思う。

 

 

 

今回は、指導員全員が嫌う生徒の特徴と、個人的に嫌いな生徒の特徴を紹介することで、指導員と良好な関係を保つ上での参考にしてもらえればと思う。

 

 

指導員全員が嫌う生徒の特徴

①考えない生徒

f:id:erogawa_kokan:20220320223847j:image

本人の学力レベルもあるので仕方ない部分はあるが、基本的な物理が理解出来ない人に運転は向いてない。

何回言っても右カーブで対向車線にはみ出したり、何回言っても同じ場所で脱輪したり、

何回言っても停止後にローにギアを変えずエンストしたり。

 

 

失敗したら、「次はこうしてみよう」という考える習慣のない人は、指導員も同じことを10回20回も言わなければならず、とても不毛である。

 

ましてや「〜するのを忘れてました」っていう人もいるが、それを5回以上繰り返した時点で呆れる。

 

今まで学校で宿題忘れたときどうしてたの?

「次は忘れないように明日の宿題をメモとって見える場所に貼ろう」とか工夫しなかったの?

 

と思う。

 

 

初めてだから失敗は誰でもあるし、操作に精一杯で確認などを忘れてしまうことはある。

 

ただ、その失敗や忘却も、5回や10回と繰り返したら教習は次に進めない。

先生は「補習教習しないように」「検定受かるように」と危機感を持って教えてるのに、当の本人は危機感0だと、ブチギレそうになる。

 

 

②教習に来ない人

よくキャンセルにしたり、「早く免許とりたい」という割には教習に来れる時間が少ないなど、そういう生徒は嫌われる。

 

所詮自動車学校は、生徒の予定の中での優先順位は最底辺に近いゴミクズレベルなのは私らも理解しているが、それで教習に来ずに「早く免許とりたい」とか駄々捏ねたり、挙句の果てには親がクレーム入れてきたりする。

 

こういう生徒は社員の間でモンスターとして共有されたりするので、ご注意を。

 

 

③返事がテキトーな人、話を聞いていない人

 

コミュ障で話せない人は仕方ないので嫌いではないが、苦手な部類ではある。

 

 

しかしそれ以上に許せないのは、野球部に多い体育会系のノリをどこか勘違いしたような

 

 

 

ウイッス~アイッッ…ウイッッ…アイッッ…アイッッ…ワカリマシタァー…

 

 

 

みたいな、お前絶対分かってないだろという返事をする馬鹿は本当に嫌われる。

 

 

 

加えて指導員が説明してるときに、飛んでるカラスを見てたりするような、見て欲しい場所を見ない生徒。

 

「あ〜もういいわ」ってなり、それで失敗するとそこからアドバイスする気もなくなる。

 

 

 

 

 

次に私が個人的に嫌いな生徒も発表する。

①素直でない

人間は誰しもサボりたいし面倒なことは嫌いである。自動車学校もその対象となり得るのは十分理解している。

 

十分理解しているが故に、例えば自動車学校をサボったときに「バイトで忙しかった」とか他の原因を引き出す生徒を見るとイラッと来る。

 

「面倒だった」「気が乗らなかった」と正直に話せば、こちらもそれに対して改善しようと試みる。

 

過去には、「ナンパした女と朝までセ◯◯スしてたら昼になってた先生ごめんなさい」と正直に言ってくれた売れないバンドマンの生徒もいて、クソ笑いました。

 

というように、嬉しかったことは嬉しかった、辛いことは辛いと本音で直接話してくれない生徒には距離を置きます。

 

 

②メンタル弱い人

私が何か運転に対して指摘すると、「怒られた」とか「怖い」と解釈する人がいる。

 

そもそも考えてみて欲しい。

生徒が変な運転をしたところで、事故を起こすのは生徒だし、死ぬのも生徒。

私がそれを『叱る』メリットはあったとしても、『怒る』メリットはない。

 

その程度で凹むなら、精神的健康度は低いので運転に向いてない。

 

運転には様々なストレスが付き纏う。

早く行けと急かす車もいれば、危険な割り込みをしてくる車もいる。

何ならどっかの白パンヤクザに常磐道で顔ぶん殴られることもあるかもしれない。

あなたの運転ミスにより、歩行者を轢くかもしれない。

 

…などなど。

 

 

自動車学校で叱られるのに耐えられない豆腐メンタルの人が、公道に出てまともな精神状態で運転できるのか?と不安である。

 

 

勘違いして欲しくないのは、自動車学校は決して楽しいものではないし、運転自体も楽しいものでもない。

 

 

自動車学校で習う基本的な法規走行が出来て初めて、楽しさが生まれる場合があるというだけ。

 

 

人を死なすことのできる凶器である車の使い方を正しく理解することよりも、楽しさを優先してはならないというのは、教習生も指導員も共に理解すべきである。

 

 

以上です。

「これ自分かも?」と思ったら気をつけて下さい。